日 時/2024年 1月28日(日)
場 所/中辺路町水上
参加者/25名
最近、植樹する場所が少なくなった。人工林の伐採は森林組合などが受け持ち、伐採業者が跡地を再度スギ・ヒノキの人工林にしたり、自然林再生をめざして植樹したりと自由に出来る。ところが普通のボランティア団体には、植樹する場所がなかなか回ってこない。植樹場所の確保が課題となっている。
今回の植樹場所は2001年2月に巻き枯らしを行った山林と長く耕作していない休耕田で2002年2月に一度植樹をした場所です。前回は、獣害に対する知識も少なく獣害ネットやツリーシェルターを使うことなく植樹を行った記憶があります。いちいがしの会が初めて巻き枯らしを行ったのもこの場所です。後藤伸先生がまだお元気で宮永さんに巻き枯らしの指導をしていただいたことを覚えています。その時に石垣にたくさんのサツキが生えていました。後藤先生が昔の田んぼは皆こんな感じだった。今は少なくなったが、この風景を皆に見せたいと話していました。
あれから20数年、植えた木はシカやウサギにほとんど食べられたが、僅かにイチイガシ、ケヤキがシカから受けた傷跡を残しながらも逞しく生き残っている。
今回は、苗、鍬、ツリーシェルターなどを持って川を渡る必要があったが水も少なくスムーズに渡ることができた。植樹した苗は、会で2~3年育てたものでウバメガシ、アラカシ、イチイガシなど約200本。植樹した苗には獣害対策としてツリーシェルターを被せました。
この場所は、元田んぼであったので土が柔らかく山に植樹する時と比べて楽であるが、田に植樹することに今一つ納得が行かない。僻地であり米を作る人がいなくなり仕方のない事かも・・・・・。他にも草をボウボウと生やしているところを沢山見かける。便利なところは何かに利用できないかと思わずにいられない。米を作らなくても無農薬の農産物を作るとか、農地のない人に貸し出すとかできないものだろうか?
作業も昼までに終わり、河原でいつものように会員の手料理で舌鼓。気持ちの良い川のせせらぎを聞きつつ終了。